【どこでお金を使ってもらう?】インバウンド・訪日観光客に日本を楽しんでもらうためには
2016.10.20 インバウンド集客日本美食セールス担当の川田です。
日本政府観光局(以下:JNTO)から19日に発表された『訪日外国人消費動向調査』で面白いデータが発表されました。
先月9月の訪日外国人の客数が191万8000人を記録!
今年9月に日本を訪れた外国人旅行者は推計で191万8200人で、昨年比19%上回り、9月として過去最高になったそうです。
国や地域別で中国からの旅行者が最も多くて昨年比6.3%上回る52万人、次いで韓国が42.8%増えて43万人、台湾からのが14.7%増えて34万人に。
中国からの大型クルーズ船が引き続き好調を維持していることや、韓国との間で新たな航空路線が就航したこと。それに韓国と台湾で祝日と週末を合わせた大型の連休があったことが主な要因らしいです。(参考記事)
でも、7〜9月の訪日客の消費額は19四半期ぶりに減少へ….
訪日観光客は増えているのに、使う額はどんどん減ってしまっているとのこと。
”16年7─9月の訪日外国人旅行消費額は9717億円となり、前年同期比2.9%減少した。前年同期比での減少は19四半期ぶり。1人あたりの旅行支出も15万5133円で前年同期比17.1%減少した。”
引用元:http://jp.reuters.com/article/inbound-idJPKCN12J0O3
しかもそのことは、観光庁としても認識をしているようです。
そんな観光庁の長官のコメントが以下の通り。
観光庁長官「“爆買い”から状況の変化は事実」
”観光庁の田村明比古長官は(中略)「消費の面で、これまでの『爆買い』から状況が変化しているのは事実だ。今後は、医薬品や地方の工芸品など、日本でしか買えないものを外国人旅行者にどれだけ発信できるかが重要だ」と述べました。”
引用元:9月の訪日外国人客数191万8000人、19市場で過去最高を記録
じゃあ、お金を使ってもらうとこを知ってもらおう!
もっと日本でしか買えないものや、日本でしか味わないものを知ってもらって、お金を使って楽しめる場所を提供するしかないです。
人が増えていて、消費額が増えているのは、爆買いが収まったという要因だけでなく、観光客に日本の魅力的なコンテンツが届いていないのでは!と感じています。
先日自分でも【リピーターを狙え!】東京の日本文化体験型サービス調べてみた【爆買が終わったと聞いて】でまとめましたが、爆買だけじゃなくてもっと日本を楽しんでほしいと思っています。
今日発信された訪日観光客向けの体験型サービスのニュースだけでも、こんなに。。
・訪日客に和太鼓、英語落語… 大阪・難波の南海新ビルに訪日客向け「体験型施設」2年後設置
・旅館は「日本文化の体現」、地域で訪日客にアピール-EXPOから
・県内観光事業者、「体験型」に力 訪日客に農業や住民との交流
こんなに魅力的なイベントがあるからこそ、もっと多くの観光客に認知が広がれば消費も増える。
日本美食も食を通じて、もっともっと日本の文化への理解を深めてもらえるよう努めていきます!
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