【EU離脱がイギリス料理にもたらす影響】ミシュランとの関係は!
2016.10.7 インバウンド集客こんにちは 日本美食の谷口です
今年の7月頃に発表されたイギリスのEU離脱
この出来事がイギリスの命運を分けると今でもニュースで報道されていますよね
経済など移民など多くのの事に影響をもたらすと言われていますが、その中でも今回はイギリスの食事事情
ミシュラン獲得料理店について書いていこうと思います!
イギリスの食事事情
イギリス料理には、あの有名なフィッシュ&チップス・ローストビーフ・スコーンなどがあります
イギリス料理というとフランス料理やイタリア料理と比べて不味いというイメージがあると思います
それには理由があるのです
- 肉文化
- 野菜の種類が少ない
- ジェントルマン文化
- フランス料理の排除
などがあげられます
1.肉文化
イギリス人は時折ビーフ・イーター(beef eater)とも呼ばれる程の肉好き国なんです 肉さえあればいいと いう人たちが18世紀ごろに多くいたとされています その影響が今もあるのでステーキやローストビーフなどが名物になっていたりします
2.野菜の種類が少ない
18世紀頃のイギリス料理では、前菜に野菜が出るだけでその後の料理には全くと言っていいほど野菜が入っていなかったそう 当時は、グリーンピースなどの豆類、キャベツ、タマネギ、ネギ、二十日大根、レタス、アスパガラス、ほうれん草 くらいしか採ることができなかったそうです それらも満足に採れるわけではなかったとか
3.ジェントルマン文化
16世紀ごろのイギリスの支配層たちは下層民との違いを生活スタイルで示すべく、ジェントルマンの○○として定義していったのです その中でジェントルマンは礼儀正しい食の取り方をするのが当たり前になっていき、バラエティの少ない肉オンリーの食事になっていったのです
4.フランス料理の排除
対フランス戦争になった時にフランス文化を国内から一掃するため、フランス料理はなくなりイギリス独自の料理発展に力が入れられました、、、が対フランス戦争が集結して失敗
ミシュラン獲得に力を!
イギリス料理は不味いというイメージを一掃するのに繋がっていたのがミシュランガイドで多くの店がミシュラン星を獲得することだった
実際近年はイギリス国内でも著しく獲得レストラン数が増えていた
ミシュランガイド(英: the Michelin Guide。仏: le Guide Michelin、フランス語発音: [gid miʃlɛ̃] ギッド・ミシュラン[1])は、フランスのミシュラン社により出版されるさまざまなガイドブックの総称である-wikipediaより引用
今話題のミシュラン獲得レストラン
イギリスの2016年ミシュランガイドでイギリス国内の17件のレストランが新しく星を獲得した
そのうちの2つのレストランはなんと日本食レストランなのだ!
1.UMU
UMUはシェフの石井さんが和食の改良を重ね、新しい種の日本食が作り出されています
2.THE ARAKI
THE ARAKIは東京で3つ星を獲得したすし職人の荒木さんが、全く異なる文化で挑戦したいという思いで始まりました
「UMU」 「THE ARAKI」 共に2つ星を獲得しています
まとめ
イギリス料理のイメージを新たに打ち立てようと頑張っているシェフが多く存在します
そんな彼らが懸念しているのはイギリスのEU離脱で海外観光客が減ったり外国人スタッフの雇用が難しくなったりなど、料理以外の点にあります(もちろん値段が高騰するのも問題ですが)
これからも料理に打ち込めるような環境が保てるように頑張っていってほしいですね!
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