【人工知能が生む食事】僕らは0.0000001%の料理しか知らない!?
2016.10.11 TakeMe Research2015年春「イメージに合った料理のレシピ」を教えてくれる人工知能
“シェフ・ワトソン”がIBMから出された
毎日料理をする主婦の方は良くわかると思うのですが、子供のことなども考えるとレシピを考えるのが大変!
そこで、役立つのがシェフ・ワトソン!
シェフ・ワトソンとは?
完成品料理をイメージさせる3つのキーワードに最も適した、そして最も美味しいだろうレシピを教えてくれる
シェフ・ワトソンには9000以上ものプロが作ったレシピと、その評価データ、成分データがある これらのレシピを単純にデータ検索するのではなく、素材やその調理方法について整理し、キーワードのイメージに合う、より味の良い材料と調理法の組み合わせがどんなものか提示する
使い方!
シェフ・ワトソンはアプリとして使用することができる
まず最初に料理に使いたい4つの材料を入力したあと、リクエストを絞り込む このアプリでは好きなスタイルの料理、「アフリカ料理」や「イタリア料理」、または「ほっとするような」料理などのフワッとしたイメージを選べる
食事制限や好みに応じて、特定の成分を避けることも可能だ
ワトソンはリアルタイムでこれらのパラメーターを処理し、豊富なデータに基づいて多数なレシピを提案する
また、各材料の分量や基本的なつくり方まで教えてくれる
ワトソンがワトソンである特異点は?
わたしたちはまだ、0.0000001%の料理にしか出会えてないという
世界中の食材が手に入るようになってそう日が経っていないので当たり前と言えば当たり前だ
しかし、料理はきわめて創造性が求められる分野であり、ランダムに食材を組み合わせるだけで、新しい味が誕生するわけではない そこで求められるのが、“創造のできる人工知能だ”
それらによって、誰も思いつかないような健康的な食事のレシピを考え出すことが可能になるかもしれない そうすると、わたしたちの食生活はきわめて健全なものになり、肥満や糖尿病といった、食生活に関連する課題が一気に解決できるかもしれない
もちろん、ビジネス上でも活躍が見込めるだろう フードビジネスは、世界経済のなかで大きな割合を占めている 人工知能によって、そこに少しでも食い込むことができれば、企業にとって新たなビジネス創造の機会になり
Fintechやインバウンドといった領域と共に注目を浴びることになるだろう
AI×ビール
人工知能と食事が組み合わさっているのは”シェフ・ワトソン”だけではない
イギリスのIntelligentX社は“AI”というビールを作っている
“AI”はFacebookのMessangerを通して顧客と繋がるっている
ボトルに印刷されたコードからボットにアクセスすると、ボットからいくつかの質問をされる この際の情報をアルゴリズムが分析する アルゴリズムは顧客からのフィードバックを学習し、将来の質問の改善につなげていて、最高なビールを作るために、顧客を喜ばせるために日々成長を続けている
“シェフ・ワトソン”や”AI”の他にも、「作物の健康診断を行うためのアプリ」、「雑草を見分けて取り除くロボット」、「宇宙から畑の状態をチェックする人工衛星」
など、テクノロジー×食事の分野は大きく飛躍しようとしている
これらが何十年後かの食糧危機を救うことになるのだろうか!?
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